沖縄県出身の管理栄養士がお届けします
この記事では赤紫蘇ジュースの作り方とその栄養について解説します。

赤じそを発見!ジュースを作るのに必要な物はなに?
レモン?お酢?リンゴ酢?氷砂糖?

赤紫蘇・砂糖・酢の3品でOK
この記事でわかること
- しそジュースの作り方
- 栄養・効能
- 保存期間
- 砂糖の比較
赤しそは6月~8月が旬!
梅雨の時期から梅雨明けには赤しそはスーパーから消える・・・。
夏の終わりや秋口(あきぐち)に
飲みたくなってもない・・。
だから
今の時期にせっせと作り貯めをして過しています(笑)
紫蘇ジュースで暑い夏を乗り切りましょう♪
For you
☆
しそジュースの作り方をご紹介します
所要時間 40分
カロリー 1067kcal/500ml

材料

- 水 1L
- 赤紫蘇 300g/袋(葉のみ200g)
- 穀物酢 100cc
- 氷砂糖 250g
下ごしらえ

①赤紫蘇の葉っぱの部分を摘み取って水洗い
※砂や小さい虫がついているのでたっぷり水を溜めて何度も洗い流す
②十分に洗えたらぎゅと絞って水分をきる
作り方

①沸騰したお湯に3回ほどに分けて入れます。
※一度に入れるとキレイに色がでにくいので必ず数回に分けましょう。

②すぐに赤いしそが緑色に変わり、汁が赤くなります。

③1回分のしその目安量はひとつかみです。

④沸騰しなお湯の中に赤しそを入れて約1分経過したら赤しそを取りだします。

⑤赤しそをザルに取り出して冷めたら手でさらにギュッと絞ります。その絞り汁も鍋に入れます。

⑥キッチンペーパーをしいたザルでこします。

※虫や砂がついている恐れがあるので必ずこしましょう。

⑦鍋を綺麗に洗ったあと、氷砂糖と赤しそ汁を入れます。

先に氷砂糖から入れると汁がはねないのでおすすめです。

⑧中火から強火で汁の量が半分になるまで煮詰めます(約20分)。

⑨汁にとろみがついたらお酢を加えてさらに5分加熱します。

⑩お酢を入れると色が鮮やかな色に変わります。

⑪完成です。粗熱を取り、容器に移し保存します。
約500mlできます。

アントシアニン~!!
ザルに取った葉っぱは捨てないでね。
葉っぱの水分をとり、フライパンで煎り乾燥させます。
ミキサーで細かくして、塩を加えるとふりかけになるよ。
ポイント
・紫蘇の葉っぱを十分に洗う
・キッチンペーパーをしいたザルで裏ごす→虫や砂を取る
・水量が半分に減り、トロミがつくまで煮詰める
保存期間・カビ発生に注意する方法
保存期間
常温(冷暗所):1ヶ月~6ヶ月
腐敗はしないが発酵は進みます。
特にペットボトル容器の場合は破裂することもあります。
なるべく冷蔵庫で保存するのがおすすめですが、どうしても常温保存する場合は、容器のフタを少しゆるめておきましょう。
冷蔵庫:6ヶ月~1年
冷蔵庫でも発酵は進みます。早めに飲みきりましょう。
ペットボトルよりガラス瓶などフタがついた容器がおすすめです。
冷凍庫:1年
大量に作り、1度に飲みきれない場合は、冷凍保存がおすすめです。
冷凍すると膨張するので、ペットボトルの8分目くらいまで入れて冷凍しましょう。
保存の条件
※容器(フタ付きのガラス瓶)を熱湯消毒し乾燥させた場合はOK。
※砂糖を分量どおり入れた場合はOK。
砂糖の量に注意
【クエン酸で作る場合】
水1リットルに対し250g以上の砂糖が必要
【りんご酢で作る場合】
水1リットルに対し160g以上の砂糖が必要
※砂糖が少ないとカビが発生しやすくなります。
参考資料:KAGOME

※保存瓶が濡れていたらカビの発生につながる(><)
熱湯消毒をした後、しっかり乾かすのがポイント!

※3~4倍に薄めて飲むのがおすすめ!!
しそジュースの栄養と気になるカロリーは?
カロリー
500ml(原液) 1067kcal
参考資料:日本食品標準成分表 2015
カロリー食べ物比較
紫蘇ジュース(約1杯分:原液50ml) 106kcal
コカコーラ200ml 92kcal
オレンジジュース 82kcal
アクエリアス200ml 28kcal
106kcal運動の目安
ウォーキング 40分
ジョギング 20分
自転車 15分
なわとび 10分
掃除 30分
※栄養価も高いですが、砂糖もたっぷり!意外とカロリー高め!
【1日1杯を目安】

健康のためと大量に飲むのは危険ですね。
「赤しそ」と「酢」の栄養素を解説します。
【赤しそには】
・ビタミンB1,B2、C、E、鉄分、カルシウム、ポリフェノールの一種であるアントシアニンが豊富に含まれます。
【酢には】
・酢酸は、唾液や胃液の分泌を促すので食欲を増進させる作用があります。夏バテで食欲が落ちているときにおすすめです。
・クエン酸は、ビタミンCの吸収をよくするのでシミ・シワの予防にGood!
・アデノシンは血管を拡張させる作用があります。血流がよくなり、血圧を下げる作用もあるので、血圧が高めの方にもおすすめです。

「酢」は取り過ぎに注意!直接「酢」だけを飲むと、胃を痛めるので【1日にスプーン1杯】を目安にとりましょう。
【夏バテ防止】
・疲労回復
・食欲増進
【胃もたれ防止・腸活】
・胃液の分泌をUp
・消化吸収を助ける
・胃腸の蠕動(ぜんどう)運動をサポート
・便秘の改善
【疲れ目防止】
・ポリフェノールの一種であるアントシアニンが豊富
・疲れ目や視力の向上
【美肌】
・シミ、シワ予防

美肌になれるドリンクなんですね!
砂糖・酢の比較

【砂糖の比較】
- 上白糖は、日本人好みのソフトな甘み
- グラニュー糖は、クセのない甘み、すっきり味
- きび糖やてんさい糖は、ミネラルやオリゴ糖が含まれておりコクがある(紫蘇ジュースの赤色に少し色味がつく)
【酢の比較】
- リンゴ酢は、酸っぱさが和らぐ&風味良い
- クエン酸は、色が綺麗になる。1リットルに対して12g
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まとめ
本記事のおさらい
①作り方
・葉っぱは良く洗う
・砂糖の分量に気をつけて(カビ発生の原因になる)
・砂糖を入れたら水分が半量になるまで煮詰める
②紫蘇ジュースの栄養・効能
夏バテ防止、胃もたれ防止、疲れ目防止、美肌など・・
③保存期間
半年~1年保存
もしカビが生えたら廃棄しましょう!
カビの原因は、砂糖の分量や保存容器に水分がついていた可能性があります。
④砂糖の量に注意
砂糖が少ないとカビやすくなります。分量に注意!
・クエン酸で作る場合:水1リットルに対し250g以上
・りんご酢で作る場合:水1リットルに対し160g以上
⑤希釈率
3~4倍に薄めて飲みます。
【3倍】紫蘇50ml:炭酸水150ml
【4倍】紫蘇40ml:炭酸水160ml
赤しそは6月~8月が旬です。
この記事では、爽やかなスッキリとした紫蘇ジュースをご紹介しました。
暑い夏だからこそ栄養価が高い赤紫蘇ジュースを飲んで上手に健康管理していきましょう♪
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